UTAUでの読み込み可能なフォルダ数について
以前、「UTAUが読み込めるフォルダの数は32個まで」と数えた記憶がうっすらあったのだが、実際にそうなのか改めて確かめてみた結果
検証の条件
あ.wav と あ_wav.frq と oto.ini の三つのファイルのみが含まれるフォルダを適当にたくさんコピーして、どこまで読み込めるか試す。oto.iniの内容は以下。
あ.wav=,,,,,
フォルダを20001個に複製した図↓
検証するパソコンはVista, 7, 8、ちょうどVistaが32bitなので、その辺も同時に検証できて良さそうな感じ。
UTAUのバージョンでも一応比較する
検証の結果
まぁ、パソコンのそれに依存していたらおかしいよな、とは薄々感じていた
ver0.2.43 | ver0.2.76 | ver0.4.18 | |
---|---|---|---|
Vista | 10957 | 20000 | 20000 |
7 | 10957 | 20000 | 20000 |
8 | 10957 | 19999 | 19999 |
-- 8で、最初のロード時は19999と表示された。リロード時は20000になる
0.2.43以外では、フォルダを20001個ロードさせているが、このような結果。
(20001個目以降は読み込まれない)
0.2.43では、10958個以上wavファイルがあるとそもそも音源が読み込めなくなる模様。
どちらかというと読み込み可能なwavファイル数の上限での結果のようなので、エイリアス数がいくつまで読み込めるかはまた別の記事で検証しようと思う。
(20000まであれば十分な気もするけど)
そもそもフォルダ数に制限などなかった
結果、32とか、特別決まった制限は見受けられなかった。(wavファイル数の上限はあった)
ただ、純粋にファイルオープンが増え、音源のロードが遅くなるので無用に増やしても特にメリットはない。
しかし
読み込めるものの、0.2.76では
0.2.43では
というエラーが出てくれるので、最新版のUTAUだけを考慮するなら20000、まだ配布のある0.2.76を考慮するなら10000、古いUTAUも考えたときは5000ファイル程度にとどめておくのが正解かもしれない。
まとめ
- 通常、音源の構成フォルダ数やwavファイル数について気にする必要はない